その後はあんま覚えてない。必死だった。車にいたのはノッポと試験官(通称試験管)ともう一人試験する女の子(若いくせに無愛想なマリアちゃん)。4人だから意外な重さで車がいつものように止まらないので「車止めるのがいつもより大変ですねー☆」って余計な話をしたら見事にみんなに無視さ れた。だよねー。辛うじてノッポ先生が隣でウフフって言ったけど。そこで『喋っちゃいけないんだな』って悟った。いつの間にか試験管に「ハイじゃあ止まっ てマリアさんと変わってください」って言われた。意外に早かったので「あーなんかいけない事したからもう俺には用ナシなのか」と思った。先生も鬱な顔だっ たし試験管には何も言われないし。心配。後ろの席に変わって色々考えたよー。マリアちゃんも終わって2人とも車を出たら彼女が「キレスケは絶対受かってる よー」って言われた。あの子の方がよくできてたと思うが。ノッポと試験管がどうやら車の中で話している。話が長い。不安は募るばかり。浮かない顔したノッ ポが車から出てきて「さあコーヒーでも飲もう」と言った。ノッポ・・・なんか言えよ。「よく出来た」とか「残念だったね」とか言ってよ。って思った瞬間 ノッポが口を開いた。「キレスケはねー、二回ミスったよね」
・・・エ?!
まーじーでー?
知らないよ自分の中ではミスってないけど知らない所でミスったりするよねー
「一回バス専用の車線に入ろうしたでしょー」
まーじーでー?っていうか、あ、ハイ。覚えてます。でも入る前に車線変えたけど?
「一回左曲がるときサイドミラー見なかったでしょー」
まーじーでー?確かにミラー見るのには慣れないしダメポか・・・
そしたらノッポが肩に手を回して「でも合格よ!!」
ぎゃー!
キターーーーーーーー!!!
ハイ、ってことでねまぁやれば出来る人キレスケなんよ。筆記も実技も一発なんよ。2ヶ月で取得なんよ。っておもうと1ヶ月で頑張ったみき嬢が偉大だわ な。しかしこれで残念ながらノッポ先生とはさよなら。ちゃんとお礼の言葉を言っときました。とりあえず時間的に今日受かるか最悪でも来週受からなくちゃい けなかったんで本当に安心。お金をドブに捨てる事にならなくて安心。
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